唐津湾に面した小高い丘の上に白い天守閣が立つ唐津城。唐津駅から車で約7分、街の中心にあるので、唐津観光ではまず名前が挙がるスポットです。
ただ、いざ行くとなると「入館料はいくら?」「駐車場はどこ?」「石段をどれくらい登るの?」「エレベーターがあるって本当?」と気になる点が多い場所でもあります。この記事では、唐津城の入館料・開館時間・休館日、駐車場、エレベーターの料金、天守閣の中身、舞鶴公園の藤と桜、ライトアップ、所要時間と回り方を、唐津市と唐津観光協会など公式情報をもとにまとめました。
唐津城とは|1602年に築城が始まった「舞鶴城」
唐津城は、豊臣秀吉の家臣だった寺沢志摩守広高(てらざわ しまのかみ ひろたか)が、慶長7年(1602年)から7年をかけて築いた城です。松原が鶴が羽を広げた姿に見えることから、別名「舞鶴城(まいづるじょう)」とも呼ばれます。寺沢氏のあと、大久保、松平、土井、水野、小笠原の各氏が城主を務めました。
築城当初は天守閣がなく、現在の天守閣は昭和41年(1966年)に建てられたものです。唐津藩の資料や唐津焼を展示する文化観光施設・郷土博物館として使われ、2017年7月22日に展示を一新してリニューアルオープンしました。
| 名称 | 唐津城(別名:舞鶴城) |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県唐津市東城内8-1(〒847-0016) |
| 築城 | 慶長7年(1602年)に着工、約7年で完成。築城者は寺沢志摩守広高 |
| 天守閣 | 昭和41年(1966年)完成。5階建て。2017年7月にリニューアル |
| 開館時間 | 9:00〜17:00(入館は16:40まで)。季節により変更あり |
| 休館日 | 12月29日〜12月31日 |
| 入館料 | 一般(15歳以上)500円/小・中学生250円/未就学児無料 |
| 周辺の公園 | 舞鶴公園(舞鶴海浜公園)。桜と藤の名所 |
| 問い合わせ | 唐津城 0955-72-5697/唐津市観光課 0955-72-9127 |
入館料・開館時間・休館日
天守閣の入館料は、個人なら一般500円、小・中学生250円、未就学児は無料です。20名以上の団体は一般400円、小・中学生200円になります(唐津観光協会の掲載は「2割引」)。
| 区分 | 個人 | 団体(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般(15歳以上) | 500円 | 400円 |
| 小・中学生 | 250円 | 200円 |
| 未就学児 | 無料 | 無料 |
開館は9:00から17:00まで。入館は閉館の20分前にあたる16:40で締め切られます。休館日は12月29日から31日の3日間だけで、それ以外の日は開いています。ただし開館時間は季節で変わることがあるため、夏の長い日や冬の日没が早い時期は、行く前に電話か公式ページで確認すると安心です。
無料で見られる場所もある
天守閣の地階(ウェルカムフロア)と1階(観光案内・体験フロア)は無料のフロアです。有料になるのは2階から5階。そのほかにも、お金をかけずに楽しめる場所があります。
| 場所 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 舞鶴公園(中段) | 常時開放 | 無料 |
| 天守台 | 5:00〜22:00 | 無料 |
| 天守閣 地階・1階 | 天守閣の開館時間に準じる(要確認) | 無料 |
天守閣の中に入らなくても、公園と天守台から唐津湾を眺められます。「入館料をかけずに雰囲気だけ味わいたい」という人は、公園散策だけでも成り立ちます。
駐車場はどこ?|東城内駐車場を使うのが基本
車で行く場合は、唐津城のすぐそばにある市営の東城内(ひがしじょうない)駐車場が最も近く、基本の選択肢です。料金は、普通車で1時間以内100円、1〜2時間300円、2時間を超えると400円。唐津観光協会・あそぼーさがの掲載では、普通車が約190台、大型車が5台分、バイク25台は無料とされています。
| 駐車場 | 東城内駐車場(唐津城そば・市営) |
|---|---|
| 料金(普通車) | 1時間以内100円/1〜2時間300円/2時間を超えるとき400円 |
| 料金(大型車) | 1時間以内400円/1〜2時間900円/2時間以上1,300円(唐津観光協会の掲載) |
| 台数 | 普通車約190台・大型車5台・バイク25台(唐津観光協会の掲載) |
| バイク | 無料(同上) |
| 営業時間 | 6:00〜22:00(駐車場情報サイトの掲載。公式での確認は未了のため要確認) |
2時間を超えても上限は400円なので、天守閣と公園をゆっくり回っても駐車料金はそれほどかかりません。桜・藤のシーズンの週末や、お盆・連休は満車になることもあります。満車の時は市街地側のコインパーキングを使う手もあります(周辺の駐車場は要確認)。
唐津城へのアクセス|JR唐津駅から車7分・徒歩20分
唐津駅からのアクセスは次のとおりです。
| 車(JR唐津駅から) | 約7分 |
|---|---|
| 徒歩(JR唐津駅から) | 約20分 |
| 車(福岡方面・佐賀方面から) | 唐津市街まで入ってからの案内のため、ルートと所要は要確認(カーナビの目的地は「唐津城」) |
| バス | 大手口バスセンターから昭和バス(市内循環バス「からワンライン」)に乗車し、「唐津城入口」停留所で下車してください。 昭和バス からワンライン時刻表 |
| 駐車場 | 東城内駐車場(上の表を参照) |
唐津駅から歩いて行く場合は、唐津の中心街(大手口方面)を通って城下町を抜けるルートになります。唐津神社や市街のお店に寄りながら向かえるので、徒歩20分は「ちょうどいい散歩」の距離です。ただし城へは登りがあるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
登り方は2通り|石段177段か、斜行エレベーターか
唐津城は丘の上にあるため、天守閣まで上がる手段を選ぶことになります。
登城口から石段を登ると、藤棚のある舞鶴公園の展望所付近まで石段が177段(唐津市の案内)。階段で行く場合は、季節によっては汗をかく覚悟が必要です。
もう一つが斜行エレベーターです。乗り場の位置と到着地点は公式の案内に記載がないため要確認ですが、石段を避けたい人や小さな子ども連れには選択肢になります。
| エレベーター料金(片道) | 一般(15歳以上)100円/小・中学生50円 |
|---|---|
| 無料の対象 | 未就学児・70歳以上。身体障がい者手帳・療育手帳・保健福祉手帳をお持ちの方 |
| 運行時間 | 唐津市の利用案内では9:00〜17:00(通常時、季節変更あり) |
| 乗り場の位置・所要時間 | 要確認(公式ページに記載なし) |
料金は「片道」なので、上りだけ使って下りは歩く、という使い方もできます。階段が急な下りを避けたいなら、上りは石段、下りだけエレベーターという選択もあります。
天守閣の見どころ|5階の展望と、唐津の歴史・唐津焼の展示
2017年のリニューアルで、天守閣は6つのフロア構成になりました。公式案内を整理すると次のとおりです。
| 階 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| 地階 | ウェルカムフロア(石垣トンネルの入口) | 無料 |
| 1階 | 観光案内・体験フロア(衣装の試着、記念撮影コーナー)。お土産処も併設 | 無料 |
| 2階 | 唐津の歴史フロア(松浦党から歴代藩主の歴史、甲冑、刀、朱印状など) | 有料 |
| 3階 | 唐津焼フロア(唐津焼の紹介、100インチのプロジェクター映像、茶室の再現) | 有料 |
| 4階 | 交流・休憩フロア(市民ギャラリー、くつろぎスペース) | 有料 |
| 5階 | 展望フロア | 有料 |
5階の展望|玄界灘と虹の松原
いちばんの見どころは5階の展望フロアです。玄界灘と虹の松原、松浦川、そして城下町の唐津の街並みを一望できます。海に面した眺めがよく、天守閣の展望所からは唐津湾と虹の松原を360度見渡せると紹介されています。
虹の松原は、唐津湾に沿って続く約4.5km(唐津観光協会)の松林で、天守閣から見ると、湾をぐるりと囲む緑の帯のように見えます。松原を鶴の翼に見立てたことが「舞鶴城」の名前の由来とされています。
歴史と唐津焼のフロア
2階では、松浦党から歴代の唐津藩主までの歴史を、甲冑や刀、朱印状などの資料で追えます。3階の唐津焼フロアでは、唐津焼の産業の紹介と、茶室を再現した展示を見られます。唐津焼は唐津の代表的な工芸で、あとで窯元めぐりや器探しをする人は、先にここで基礎を知っておくと街歩きが楽しくなります。
衣装の試着や記念撮影
1階の体験フロアでは、衣装の試着や記念撮影ができます。唐津市の「見どころ」ページには、甲冑・兜の着用体験コーナーがあると書かれています。料金・対象・時間帯などの細かい条件は公式ページに記載がなかったので、体験したい場合は当日の窓口か電話(0955-72-5697)で確認してください。
舞鶴公園の見どころ|藤・桜・ライトアップ
唐津城のまわりの舞鶴公園は、桜と藤の名所です。
- 藤(4月中旬〜5月上旬)
- 桜(3月下旬〜4月上旬)
- ライトアップと夜景
藤(4月中旬〜5月上旬)
舞鶴公園の展望所そばにある藤棚には、樹齢100年以上の藤の古木があり、4月中旬から5月上旬にかけて約1mの花房が垂れ下がります。花は5万を超えるとされ、4月下旬が見頃です。藤は唐津市の花にも指定されていて、市民にも親しまれています。
見頃は年によって前後します。唐津市は例年、開花状況をホームページで更新しているので、藤を目当てに行くなら直前に確認するのが確実です。
桜(3月下旬〜4月上旬)
約200本の桜が城を囲むように咲くと紹介されています。見頃は3月下旬から4月上旬、4月に満開になると白い城壁と桜のコントラストが映えます。休日の混雑は13:00〜15:00ごろが目安とされているので(旅行情報サイトの記載)、桜の時期は午前中に行く方が車を停めやすいはずです。
ライトアップと夜景
唐津城は夜にライトアップされます。唐津市の案内では、点灯は日没から22:00まで(季節により変更あり)。天守台は5:00〜22:00に入れるので、夜でも天守台から市街と海を見られます。
ただし、天守閣の中に入れるのは17:00(入館16:40)までです。夜の唐津城は「外から見る・天守台に上がる」楽しみ方になります。駐車場の営業時間は22:00まで(要確認)なので、夜に行くなら時間にも気を付けてください。
唐津市は、中秋の名月を背にした城の夜景や、7月中旬の九州花火大会もみどころとして紹介しています。
所要時間と回り方|1〜2時間、午後は唐津市街へ
所要時間は、天守閣の見学の仕方で変わります。目安は次のとおりです(公式の所要時間の記載はないため、各フロアの内容から組み立てた目安です)。
| 回り方 | 目安 |
|---|---|
| 天守閣の5階展望だけ | 30分前後 |
| 天守閣の展示(2〜5階)を一通り | 1時間前後 |
| 公園の散策・写真・藤や桜の時期を含める | 1.5〜2時間 |
駐車場は2時間を超えても400円なので、2時間以内に収めようとせず、ゆっくり回って大丈夫です。
モデルコース(半日)
車でも、唐津駅から歩いても組めるコースです。
| 時間 | 場所 | 内容 |
|---|---|---|
| 9:30 | 東城内駐車場 | 車を停める。開館の9:00以降なら入館できる |
| 9:40 | 舞鶴公園・天守閣 | 石段かエレベーターで上がる。天守閣の展示と5階の展望(1〜1.5時間) |
| 11:15 | 唐津神社 | 城から市街方面へ。参拝 |
| 12:00 | 唐津市街 | ランチ |
| 13:30 | カフェ | お茶の時間 |
城の近くで一息つくなら、東唐津の和カフェ「基幸庵」が便利です。
唐津神社は、唐津くんちの神社として知られ、御朱印や参拝のしかたをこちらの記事にまとめています。
市街のランチは、こちらの記事から選べます。
唐津くんちの時期には、城下町が大変にぎわいます。
編集部が歩いた唐津城まわり|Instagram で紹介したお店
BLUE MAGAZINE の Instagram でも唐津城を取り上げています。投稿で触れたのは、城と虹の松原の景色を翼を広げた鶴に見立てた「舞鶴城」という別名、郷土博物館になっている天守閣、そして春の桜と4月下旬〜5月ごろの藤。天守閣から玄界灘と虹の松原を見渡せるのも、実際に上がって確かめたポイントです。
城の麓の東城内には、編集部が取材したお店が歩いて回れる距離に集まっています。天守閣のあとに寄るなら次の2軒です。
LAZY BIRD BAKERY|唐津城近くのハード系パン屋さん
ハード系のパンがずらりと並ぶ小さなパン屋さんです。固いだけでなくもちもちした生地で、1個でもお腹が満たされる重量感があります。取材ではクロワッサンや明太フランス、あおさチーズ、もっちりショコラをいただきました。13時を過ぎるとほとんど残っていない日もあるので、城の見学前に先に寄って買っておくのが確実です。
| 店名 | LAZY BIRD BAKERY |
|---|---|
| 住所 | 佐賀県唐津市東城内6-50-1 アーバニティ加藤1F |
| @lazy_bird_bakery | |
| 営業時間・定休日 | 要確認(Instagram で確認) |
| ひとこと | 13時過ぎには売り切れの日も。早めの来店がおすすめ |
ワインセラーカワハラ|城の麓の老舗酒店
唐津城の麓に昔からあるワインと洋酒の専門店です。詳しくなくてもお店の方に好みを伝えれば選んでもらえます。フルーツワインなど珍しいものもあり、地元のお店とのコラボイベントも開かれています。唐津旅行の手土産を探すときにも便利です。
| 店名 | ワインセラーカワハラ |
|---|---|
| 住所 | 佐賀県唐津市東城内15-9 |
| @winecellar.kawahara1964 | |
| 営業時間・定休日 | 要確認(Instagram で確認) |
城のすぐそばの和カフェ「基幸庵」も、天守閣のあとの休憩にちょうどいい距離です。
よくある質問
天守閣の入館料は、一般(15歳以上)500円、小・中学生250円、未就学児は無料です。20名以上の団体は一般400円、小・中学生200円になります。天守閣の地階と1階は無料のフロアで、有料なのは2階から5階です。
有料です。城のそばの市営東城内駐車場は、普通車で1時間以内100円、1〜2時間300円、2時間を超えると400円です。バイクは無料と唐津観光協会が案内しています。台数は掲載先によって差があるため、満車の場合は市街のコインパーキングも選択肢になります。
斜行エレベーターがあります。片道で一般(15歳以上)100円、小・中学生50円。未就学児と70歳以上、各種障がい者手帳をお持ちの方は無料です。運行は9:00〜17:00(通常時、季節変更あり)。乗り場の位置や所要時間は公式の案内に記載がないため、現地で確認してください。
天守閣は9:00〜17:00で、入館は16:40までです。季節により変わることがあります。休館日は12月29日〜31日です。天守台は5:00〜22:00、舞鶴公園の中段は常時開放されています。
天守閣の5階展望だけなら30分前後、展示を一通り見て1時間前後、公園の散策や写真撮影を含めると1.5〜2時間が目安です。公式の所要時間の案内はないため、各フロアの内容から見積もった目安です。
例年4月中旬から5月上旬に咲き、4月下旬が見頃です。展望所そばの藤棚には樹齢100年以上の古木があります。見頃は年によって変わるので、唐津市のホームページで開花状況を確認してから行くのがおすすめです。
日没から22:00までライトアップされます(季節により変更あり)。天守閣の中は17:00(入館16:40)までですが、天守台は5:00〜22:00に入れます。夜は外観と天守台から眺める形になります。
車なら約7分、徒歩なら約20分です。バスの系統は公式ページで確認できなかったため、バスで行く場合は昭和バスの時刻表で確認してください。
まとめ|入館料500円、駐車場は東城内、上りはエレベーターも選べる
唐津城は、天守閣の入館料が一般500円、開館は9:00〜17:00(入館16:40)、休館は12月29日〜31日だけです。車なら市営の東城内駐車場(2時間超でも400円)が最も近く、上りは石段(177段)のほかに片道100円の斜行エレベーターも使えます。5階の展望フロアからは玄界灘と虹の松原が一望でき、4月は桜と藤、夜は日没から22:00までのライトアップが楽しめます。所要時間は1〜2時間が目安。唐津神社や市街のランチと組み合わせれば、唐津の半日観光が組み立てやすくなります。
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情報は2026年10月時点。最新は公式サイトでご確認ください。

